PLAN-B様より弊社代表 河野が取材を受けました(Pinto!掲載)

PLAN-B様より弊社代表 河野が取材を受けました(Pinto!掲載)

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マーケティング支援サイト「Pinto!」を運営されている(株)PLAN-B様に弊社代表取締役 河野道成が取材を受けました。

PS4のUXを作った河野道成が、企業のWebサイトデザインに対する姿勢を問う (Pinto!>サイト改善)

なるべく難しい専門用語は使わないように話しをしました。是非ご一読くださいませ。

ボリュームの制約でカットされた部分も含め、後書きとして補足します。

インタビューの補足

今回のインタビューでは、企業のWebサイトのUIUXについてがお題でした。

WebサイトをUIUXについてどう改善していくべきか、今更なにを言う事があるだろうかとちょっと悩みました。デザイン、ボタンの配置やスクロールなどに関するUI、アクセス解析やSEO対策と個別の改善手法に関しては、Pinto サイト内でも既に専門家の記事があります。

そこで、これら領域に絞ったミクロなUIUXだけでなく、高い視点で、マクロな観点でのWebサイトのあり方含めたUXを語ろうと思いました。個人的にもブランディングやコンセプトといった上位概念からのUXは得意とするところです。

インタビュー記事で記載されている内容は、理想論と言われるかもしれません。

「予算が潤沢にあればそりゃやりたいけど」という声もあるでしょう。Webサイトは社員だと比喩しました。その理由の裏の意味として、費用について考えがあります。採用した社員には、毎月給与を払いますが、投資的な意味も含めて研修などの教育費もかかります。社員は定期的に評価され、それにより賞与が変動します。

Webサイトに関しても同様に運用費や評価と改善など色々な費用が伴って成立するもので、かつ、ブランディングという広告としての存在価値もでてきます。そこを理解して予算を確保し運用を回していかなければなりません。

この記事をきっかけに皆様のマクロな視点でWebサイトを考えるきっかけになれば、と思っています。

UIUXの定石は変化する

現在、UIUXに関わる研究開発は世界中で進んでいます。少し前の定石が更なる研究によって覆ってもきています。

たとえば、視線追跡(ヒートマップ)はWebやサイネージ業界では注目度と視認率の目安として扱っています。WebだとF型やZ型で人は視線を流す傾向が高いとされていて、レイアウトをそれにあわせたほうがUIUXが向上すると言われています。しかし、昨今、視線追跡で扱う集中視野よりもその外側の周辺視野が「何をみるべきか」という集中すべき位置を決定しているとの調査結果が出てきています。詳細は別途ブログで取り上げようと思いますが、このように定石が変わってきています。

そもそも人間自身も新たに出てくるデバイスやサービスに最初は戸惑っていたとしても日々慣れてきます。人間行動学などの分野においても脳科学などの研究が進んできた事から新たな発見が生まれてきています。

よって、一昔前はこうだったが今は違う、ということも覚えておき、最先端の研究結果もしっかりウォッチしていくことが重要だと考えています。

まとめ

今後は人工知能が作るWebサイトも出てくるでしょう(すでにbotなどはその一例です)。PCやスマフォ以外のガジェットからWebサイトを見る体験も生まれてくるかもしれません。このように新たなUXと課題が生まれそうで、個人的に興味津々です。

 

弊社ネオマデザインでは、Webサイト制作や運用の業務は原則引き受けておりません。ただし、UX視点をもったコンサルティングやディレクションは可能です。お気軽にお声掛けください。

 


Michinari Kohno

Neoma Design CEO, New Business Coordinator, Beyond UX Creator, UI/UX Designer